総合型選抜模試 無料で申し込む
根拠の質16項目のうち 6 / 16

志望理由書のエピソードの書き方|場面が見える描写にする

評価項目「具体的エピソードの有無」 · 抜粋はすべて架空の原稿 · 2026年9月

エピソードは「あるか無いか」ではなく「場面が立ち上がるか」で点が決まります。「ボランティアを通して」「部活動の経験から」は体験に触れてはいますが、読み手の頭に何も映りません。いつ、どこで、誰が、何をしたか。この4つが入ると、同じ体験が別物になります。

採点基準(1〜5点)

1点
抽象的な主張のみで実体験が語られていない
2点
体験に触れているが、いつ・どこの情報がなく場面が立ち上がらない
3点
エピソードはあるが描写が浅く印象に残りにくい
4点
場面は見えるが、自分が何を考えて動いたかの記述が足りない
5点
場面が目に浮かぶレベルで具体的に描写されている

2点と4点は、何が違うのか

同じテーマで書いた架空の抜粋です。内容の良し悪しではなく、書き方の違いだけで点が変わることを確かめてください。

2点の書き方
私は高校時代、ボランティア活動を通して多くの人と関わり、コミュニケーションの大切さを学びました。この経験は、私の考え方を大きく変えました。

ボランティアの種類も、場所も、期間も、そこで何があったかも分かりません。「大切さを学んだ」「考え方を変えた」は結論だけで、場面がありません。2点です。

4点の書き方
高2の夏、市の図書館で小学生に本を読む活動に参加しました。初日、選んだ本を最後まで聞いた子は8人中2人。次の週、子どもたちに本を選ばせてみると、聞き終えたのは7人でした。私が読みたい本ではなく、相手が聞きたい本を選ぶこと。当たり前のことに気づくまで1週間かかりました。

高2の夏、市の図書館、8人中2人→7人、と場面が見えます。自分が「何を考えて」本を選ばせたのか、が1文あれば5点です。

よくある失敗

直し方(この順番で)

  1. 原稿の中の体験を1つ選び、「いつ・どこで・誰が・何をした・その結果どうなった」を5行のメモにする
  2. メモの5行を、そのまま文章にする(形容詞を使わない)
  3. 最後に「そのとき自分が考えたこと」を1文足す。ここが読み手にいちばん残ります

提出前のチェック

3つとも「はい」なら、この項目は4点以上の可能性が高い。1つでも「いいえ」なら、その箇所から直します。

自分の原稿は何点か

16項目を自分で採点できるシートを用意しています。自分では判断しにくい項目は、評価者が全文を読んで採点する無料診断(お一人2回まで)をお使いください。3日以内にレポートでお返しします。

関連する項目

定量的根拠(数字・実績)根拠の質活動の継続性・深さ根拠の質主張の一貫性全体印象独自性全体印象

← 16項目の一覧に戻る