志望理由書の構成
800字の段落テンプレートと字数配分 · 16項目の基準「構成の分かりやすさ」「結論の明確さ」に対応
構成の役割は、読み手を迷わせないことです。読み手は1枚に数分しかかけません。第1段落で「この人は何を学びたいのか」が見え、本論でその理由がたどれ、結びで冒頭より強く言い直されている。この形にすると、内容が同じでも読後感が変わります。
5段落の型(800字の場合)
段落
書くこと
字数
1. 結論
何を学びたくて、なぜこの学部か。1〜2文で言い切る。時系列の前置きはここに入れない
80〜120
2. 場面
志望理由に直結した出来事を1つ。いつ・どこで・誰が・何をした・何が起きたか
200〜250
3. 行動と気づき
その場面で自分が決めたこと、やったこと、結果(数字があれば数字)。そこから出てきた問い
180〜220
4. 大学で学ぶこと
その問いを、この学部のどの科目・演習・研究で扱うか。他大学ではなくここである理由を1つ
150〜200
5. 結び
本文のいちばん強い場面を持ち込み、結論を一段強く言い直す。定型文は使わない
60〜80
字数は目安です。600字なら段落2と3を圧縮し、1000字なら段落3に「うまくいかなかったこと」を足します。段落の数を増やすより、各段落の役割を1つに保つほうが読みやすくなります。
この型で避けられる3つの失敗
- 時系列で書き始める「小学生の頃から〜」で始まると、志望理由にたどり着く前に読み手の集中力が切れます。段落1に結論を置くことで、自動的に避けられます。
- 「理由は3つあります」と並列にする3つを同じ重さで並べると、どれも薄くなります。この型では理由は1本(段落2〜4がその1本の説明)です。
- 結びが定型文になる「以上の理由から」「充実した大学生活を」は、段落5に本文の場面を持ち込む決まりにしておけば入り込みません。
各段落と、16項目の対応
この構成で書くと、16項目のうち次の項目が自然に埋まります。書き終えたら、対応する項目のページで自己チェックしてください。
構成の分かりやすさ段落の役割が1つずつになっているか
結論の明確さ段落1と段落5が同じことを、段落5のほうが強く言えているか
具体的エピソードの有無段落2に、いつ・どこで・誰が・何を、が入っているか
「この大学でなければならない理由」段落4に他大学との比較が1つあるか
主張と根拠のつながり段落3の気づきが、段落4の学びたいことに「だから」でつながるか
将来ビジョンとの接続段落4に卒業後の姿が一言あるか
書く順番は、段落の順番と違う
- 段落2(場面)から書く。いちばん書きやすく、ここが決まると残りが決まる
- 段落3(行動と気づき)を書き、最後の1文を「問い」の形にする
- 段落4(大学で学ぶこと)を、その問いに答えられる科目・演習から選んで書く
- 段落1(結論)と段落5(結び)は最後に。段落2〜4を読み返してから、1〜2文で言い切る
自分の原稿は何点か
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