保護者の方へ
保護者の方から一番多く聞くのは「自分たちの頃と違いすぎて、判断ができない」という話です。実際、入り方が変わりました。まずそこから書きます。
1. 入り方が変わりました
2025年度に大学へ入学した人のうち、53.6%が総合型選抜・学校推薦型選抜で入っています。学力試験だけで決まる入試のほうが、いまは少数派です。年内に合否が決まるため「年内入試」とも呼ばれます。
この入試で中心になるのは、点数のつく試験ではなく、志望理由書・活動報告書・面接です。つまり「いま何点なのか」が本人にも家庭にも見えないという問題が、構造的に起きます。
出典:【大学受験2025】総合型・推薦型選抜で53.6%入学(文部科学省の調査より)
2. お金の考え方
この分野の費用は、幅がとても大きいのが実情です。数万円で終わることもあれば、年間で数十万円になることもあります。金額そのものより、何に対して払っているのかを言葉にできるかで判断してください。
締切をつくってくれること、面接の相手をしてくれること、その大学の過去の傾向を知っていること。これは一人ではできません。
「見てもらえる」だけで、基準も点数も出てこない状態。進んでいるかどうかを、家庭で判断する材料が残りません。
合格を保証する、というたぐいの説明。入試の合否は大学が決めるもので、外部が保証できる性質のものではありません。
3. 塾・講座を選ぶ前に聞く10の質問
そのまま聞いて構いません。誠実なところほど、はっきり答えてくれます。
- 評価の基準を、文書でもらえますか。「よくなった」で終わらせない仕組みがあるかどうか。基準が文書で出てくるところは、説明ができる状態にあるということです。
- いまの出来を、点数や段階で示してもらえますか。点で出せないなら、進んだかどうかを家庭で確認する方法がありません。
- 担当は誰で、何人の生徒を見ていますか。担当が固定か交代制か、1人あたり何人かで、見てもらえる量が変わります。
- 志望校の判断は、誰がどうやって決めますか。書類の出来と志望校の関係を、誰がどの材料で判断するのか。ここが曖昧な説明は要注意です。
- 原稿はどこまで手を入れますか。本人が書きますか。大人が書いた文章は、面接で本人が説明できず崩れます。どこまでを本人がやるかを最初に確認してください。
- 途中でやめた場合、費用はどうなりますか。中途解約の条件は契約前に。年間一括の場合はとくに確認が必要です。
- 提示されている合格実績は、どう数えていますか。延べ人数か実人数か、専願の指定校を含むか。同じ「合格◯名」でも中身が違います。
- うちの子の場合、いちばん弱いのはどこですか。その場で具体的に答えられるかどうか。答えが一般論なら、まだ見られていない可能性があります。
- 追加の費用が発生するのはどういうときですか。講習・面接練習・直前対策が別料金になっていることがあります。
- 他の人の意見も聞いていいですか。嫌がるところは、比べられて困る理由があるかもしれません。良い先生ほど「どんどん見せてきなさい」と言います。
4. 家庭でやると逆効果になりやすいこと
- 親が原稿に手を入れる大人が書いた文は、読む側にはすぐ分かります。それ以上に、面接で本人が説明できません。手伝うなら「この話、いつのこと?」と質問する側に回ってください。
- 盛る実際より大きい数字や役職を書くと、面接で崩れます。等身大でも、具体的であれば十分に評価されます。
- 他の子と比べるこの入試は、比べる相手が本来いません。だからこそ、外部の点数のような客観的な材料を1つ置いたほうが、家庭内の会話が落ち着きます。
- 志望校を先に固定する書類の出来を見てから、出す大学を調整することは普通にあります。9月まで動かせる余地を残しておいてください。
5. このサービスについて
私たちは塾ではありません。授業も入会も月謝もなく、将来的に塾を始める予定もありません。やっているのは、送っていただいた志望理由書に16項目で点をつけて返すことだけです。返却後に営業の連絡をすることもありません。
お子さんが通っている塾をやめる必要もありません。「いま何点か」を外から1つ足すために使っていただくのが、いちばん役に立つ形だと思っています。
自分の原稿は何点か
16項目を自分で採点できるシートを用意しています。自分では判断しにくい項目は、評価者が全文を読んで採点する無料診断(お一人2回まで)をお使いください。3日以内にレポートでお返しします。