総合型選抜の年間スケジュール
高2の冬から合格発表まで · 日程は大学ごとに違います。最後は募集要項で確認してください
総合型選抜でいちばん多い失敗は、能力ではなく着手が遅いことです。夏休みに書き始めて、直す時間がないまま出願日が来る。逆算するとどこに何があるかを、月ごとに並べました。
材料をそろえる時期
志望理由書は「書く力」より「書く材料」で決まります。まだ書かなくていいので、集める側に時間を使ってください。
- これまでにやったこと(部活・委員会・探究・バイト・地域の活動)を、時期と回数つきで書き出す
- 評定平均を先生に確認する。学校推薦型では条件になっていることが多く、総合型でも見られる場合があります
- 興味のある学問がどの学部に置かれているかを調べる(同じ内容でも学部名は大学ごとに違います)
前年度の募集要項を読む
今年の要項が出るのを待つ必要はありません。前年度のものは大学サイトに残っていることが多く、条件はそう大きく変わりません。
- 出願条件(評定・資格・活動実績)を確認する。ここで足りないものが分かれば、まだ間に合います
- 提出物の一覧を書き出す(志望理由書の字数、活動報告書、推薦書の要否)
- 推薦書が要る場合は、誰に書いてもらうかを先に決める
証拠を集める
書類に書く出来事は、後から証明を求められることがあります。
- 賞状・修了証・参加記録・大会結果をまとめて1か所に
- 数字を確定させる(何年、週何回、のべ何回、何人)。あいまいなまま書くと面接で崩れます
- 英語などの外部検定は、この時期までに受け終わる想定で逆算する
初稿を書く(800字)
ここが本番です。うまく書こうとせず、材料を型に流し込むところから始めてください。
オープンキャンパス
「行った」と書くだけでは点になりません。何を持ち帰るかを決めてから行ってください。
- 聞くこと1:自分の関心に近い科目・ゼミ・研究室の名前
- 聞くこと2:その分野を1年生から扱えるのか、何年生からか
- 聞くこと3:学生に「入る前と後で違ったこと」を聞く。ここが一番書類に効きます
今年の募集要項が出る
多くの大学がこの時期に公開します。前年度と変わった点だけを確認します。
- 字数・様式・提出方法の変更を確認(去年の様式で書いていると作り直しになります)
- 出願書類を完成形に近づける。ここから先は直す時間が急に減ります
出願がはじまる
総合型選抜の出願は9月以降と定められています(学校推薦型はそれより遅い日程が一般的です)。大学ごとの締切は募集要項で確認してください。
- 出願書類の最終確認。誤字、字数、氏名、様式
- 出したものは必ずコピーを手元に残す。面接はここから作られます
面接・小論文
面接の質問は、あなたが出した書類から作られます。
- 面接で聞かれること20問で、書類のどの行が質問になるかを確認
- 書いた内容に「なぜ」を3回重ねて、自分の言葉で答えられるか試す
- 答えられない箇所が見つかったら、それが本番でも聞かれる箇所です
合格発表
総合型選抜の合格発表は11月以降と定められています。
- 結果が出たあとも、一般選抜の準備を止めるかどうかは、専願か併願かで変わります。要項の記載を確認してください
この時期に、これだけはやっておく
- 数字を先に確定させる「長年続けた」ではなく「2年・週1回・のべ80回」。数字は後から思い出せません。活動している最中に記録してください。
- うまくいかなかったことをメモしておく成功だけの書類は薄くなります。途中で失敗したこと、やめようと思ったことは、書類でも面接でも一番効く材料です。
- 1人に見せて終わりにしない1人の意見だけでは、それが妥当かどうか分かりません。学校・塾・外部、立場の違う相手に見せてください。
出願・合格発表の時期は、文部科学省の大学入学者選抜実施要項にもとづく一般的なルールです(文部科学省の解説ページ)。個別の締切は大学ごとに異なります。
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